ロカ岬
Cabo da Roca

「水曜どうでしょう」にてロケ地となるはずだった「ロカ岬」についての情報ページです。
基本情報から番組での該当シーンまでを詳しく紹介しています。
「ロカ岬」とは...

「ロカ岬(Cabo da Roca)」は、ポルトガルにある岬で、ユーラシア大陸最西端の地。
海抜約150mの崖に石碑が設置されており、最西端到達証明書の発行(有料)も行われている。
「水曜どうでしょう」では...
- 【ヨーロッパ完】企画のゴール地点に設定されるも、訪れることはなかった。
(※番組では、到達した地を「ロカ岬」の南方にある“ほぼ最西端”「ラソ岬」としているが、そこはカスカイス市にある「地獄の口」と呼ばれる海岸洞窟の入口付近であり、実際は「ラソ岬」でもない。)
「水曜どうでしょう」での該当シーン詳細
ヨーロッパ20ヵ国完全制覇 完結編
9年越しの思いを完結させるべく、21ヵ国を20ヵ国に無理やり書き換え、イタリア・ローマからポルトガルを目指したヨーロッパの旅第3弾。
設定されたゴール地点は、ポルトガルにあるユーラシア大陸の最西端「ロカ岬」。
3度目のヨーロッパは、経験を積んだ“旅のカリスマ”どうでしょう軍団が模範を示すワンランク上の優雅な旅。9年前は国境を越えただけですぐに引き返してしまったスペインも、この旅ではたっぷりと横断していった。
移動8日目(最終日)、スペインのアルコス・デ・ラ・フロンテーラを出発し、いよいよ最後の国となるポルトガルへ。
「感動…してきましたね」「9年かかってようやく目的がね完遂される」
「行きましょう!!」
早めに曲をかけようとする大泉さんだったが、ゴールまでまだ数百kmあり、また、白い顔にスイッチのような帽子では締まらないため失敗。
その後も曲はかからないまま、ついにヨーロッパ累計20ヵ国目となる「ポルトガル」に入国。どうでしょう班は9年をかけてようやくヨーロッパ20ヵ国制覇を達成した。
この旅では、後部座席の若手大泉さんをはじめ、日に日に“体力の限界”を感じていた4人。
最後は大泉さんの運転で首都リスボンを通過、ゴール地点とした「ロカ岬」へ。
「海だよ藤村くん!」「もう嬉野先生も今最後の力を振り絞って…回しておりますカメラの方を」
「これまっすぐ行けば、ロカ岬だね!」「行くぞー!!」
「あぁ、今だ…」「ちょっとどうだろうな?」「全員の意思統一が今はっきりしてなかった…かもしれない」
大西洋に出た場面でも、曲入れは失敗。
そして念願のゴール地点はと言うと。
「どうした?ミスター」「あの灯台って…」
「あれ?今の通り越したかい?」「いやいいんじゃないか?ここら辺でもう…ロカ岬…ということで」「いやいや…」
「ゴール!」
ディレクターは大声で叫ぶも、さすがに締まらず、灯台のあった場所へ。
「ちょっと戻ればいいでしょう?」
「改めまして…ロカ岬 間もなくでございます!」
「これ ですよ ね?」
ところがどうやらその場所もユーラシア大陸の最西端ではなかった。
「ちょっと…ちょっと間違えてたかな?」「勇み足だったね」
「もう一回 ちょっと仕切り直して…」「もう何回目の仕切り直しですか?」
仕切り直して、慎重に「ロカ岬」を捜索。
「今度はちょっと気をつけて行きましょ…」
「ミスターさんなんか首かしげてますけどどうしました?」「反対方向?」
「向こうの方に…突き出てる所あるなぁ」「こっちだってどんどんへっこんでる」
「あぁでもなんかいいね」「大西洋は…」
車は3度目のUターン。
「さぁ間もなく…我々のゴール地点」「いやもうね…」「右往左往して…」
「もう間違わないでしょ?」
「あそこですね!」「あそこが!ゴールですね」「よーし!」
「かかりました?今」
いずれにしても締まりがなく、とうとう大泉さんはゴールの曲入れをあきらめた。
「ゴォール!」
「いや…やおら大きく叫んだけど…」「歴史上まれにみるダメな ゴールだなコレ」
車を停め、4人は想いを噛み締めながらユーラシア大陸の最西端に向けて歩みを進める。
そして広々とした大西洋を見渡した。
「いや向こうの方が 出てねぇ?」「西に…」
「石碑みたいのねぇじゃん」「撤去したんじゃねぇか?」
「最西端で…裸で釣りしてるぞ」「釣れるんだねここ だから車いっぱい停まってんだ」
「違うね」
そこはユーラシア大陸最西端と言うには少し様子がおかしく、地形も明らかに違った。
しかし、4人にはそれ以上捜索する気力はもう残っていなかった。
「もうひとつあったじゃん、何とか…岬」「それがここだ」
「どうでしょうのゴール地点はその…もう一方のほうの岬ということにしましょう」
「ハイ!エンディング」
ゴール地点をもうひとつの「ラソ岬」とあっさり変更し、2人に赤黒のスイッチのような帽子をかぶらせてエンディング。
「いや、もうね こんな感じですよ」「視聴者のみなさん」
「ほいじゃ、お写真一枚いいですか」
「最西端じゃないですよ」「ほぼ最西端」
こうして4人の9年越しの思いが詰まった“無理せずありのままの姿”での旅が幕を下ろす。
結局、どうでしょう班が到達した地は「ロカ岬」ではなく、実際のところ「ラソ岬」ですらないが、この際それはどうだっていい事かもしれない。
※水曜どうでしょうDVD第28弾「ヨーロッパ20ヵ国完全制覇 完結編」/北海道テレビ放送株式会社 より
参考リンク
-
Cabo da Roca(ロカ岬) | ポルトガル観光局
https://www.visitportugal.com/ja/node/139420 -
ロカ岬 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/?curid=178252
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