水曜どうでしょうでミスター(鈴井貴之)はなぜ〝ダメ人間〟と呼ばれたのか ~運まかせの旅ダメ選択の歴史~

カテゴリ:特集記事

このページでは、「水曜どうでしょう」初期(レギュラー放送期)に登場する言葉、“ダメ人間”について解説しています。

サイコロの出た目で行き先と移動手段が決まる「サイコロの旅」シリーズ、北海道の市町村を抽選した順に車で回る「212市町村カントリーサインの旅」シリーズ、日本全国の絵ハガキの中から抽選した風景を実際に撮影しに行く「絵ハガキの旅」シリーズと、抽選で行き先を決める“運まかせの旅”が主流だった初期の「水曜どうでしょう」。

そんな中、鈴井さん(ミスター)がどのようにして“ダメ人間”と称されるようになったのか。ページ後半には「ダメ選択の歴史」として時系列順の一覧も掲載していますので、最後までご覧下さい。

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「水曜どうでしょう」を観るには?

“ダメ人間”とは?

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鈴井貴之 著(メディアファクトリー)

ダメ人間 溜め息ばかりの青春記(2009)

ダメダメ人間 それでも走りつづけた半生記(2010)

“ダメ人間”は、行き先を運まかせで決める旅が中心だった初期の「水曜どうでしょう」において、ダメな選択肢ばかりを引き当てる運の悪い鈴井さん(ミスター)を表した言葉です。【サイコロ3】前編にて初めて大泉さんが口にした罵言で、鈴井さんにとっては不名誉な別称(蔑称)、烙印などとも言えます。

番組では“選択”と表現される行き先の抽選は、出演者である鈴井さん・大泉さん2名のどちらかによって都度行われていきますが、結果は良くも悪くもあくまで“選択”した者のせい。

その中でダメな選択とは主にゴールから遠ざかる行き先や長距離移動、「深夜バス」等の過酷な移動手段のことであり、それらが出る度に4人のどうでしょう班は嘆き苦しみ、そして視聴者は「待ってました」とばかりに歓迎するのでした。

水曜どうでしょう『深夜バス』特集

ただ実際のところは、サイコロやカードによる抽選を何度も行う中で大泉さんの方も少なからず悪い選択を引いています。また、サイコロの旅での選択は、用意された選択肢やタイミングによっても大きく左右されるため、全体として2人の“運”にそこまで歴然とした差があるとは言えません。

それでも、ことごとく引き当てる四国・九州の目や、大事な局面でそれまでの行程を台無しにする最悪の目、さらにそれに対する大泉さんのリアクション等もあいまって、鈴井さん(ミスター)=“ダメ人間”(挽回するのは大泉さん)というイメージがみるみる確立。後に同名タイトルの本(自伝)を出版するまでに至ります。

ちなみにその過程で、同じような意味合いで“ミスターどうでしょう”と称されたことをきっかけに、途中から“ミスター”という愛称も定着していきます。

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“ダメ人間”が活躍する運まかせの旅

では実際に“ダメ人間”がみられる「水曜どうでしょう」の旅企画を紹介していきます。

サイコロ1

東京「六本木プリンスホテル」からスタートした番組最初の旅企画「サイコロ1」。

初めのうちは企画立案者である鈴井さんが行き先を決めるサイコロを振りますが、第1投目から初めての深夜バス「オレンジライナー」で松山(愛媛)へ。その後の行き先も、“謎のまち臼杵(うすき)”(大分)、“まだまだ九州→小倉”(福岡)と続き、耐えかねた大泉さんはついにサイコロを蹴り飛ばしてしまいます。

一方、黙っていられなくなった大泉さんは小倉にて初めてサイコロを振り、新幹線で新大阪へと進路を挽回。

初めての旅にして鈴井さんは早くもサイコロ運の悪さを印象付けてしまい、後々押されることになる不名誉な烙印の礎となりました。

  • サイコロ1

    「なにしてんだよォ」「帰りたいんだよ俺は」
    「あなたのね、その…目にかかってるんですから」「あのねぇ…どうもねぇ、デカイ目しか出ない」

サイコロ2

サイコロの旅第2弾には、何と言っても“壇之浦レポート”という名シーンがあります。「壇之浦サービスエリア」で出演者2人が深夜バスの過酷さを訴える象徴的なシーンとなりますが、そもそもその目を出したのも鈴井さんでした。そして続く博多での選択も瀬戸内海の「白石島」。鈴井さんは自ら出した目に駄々をこねたり、やり場のない怒りで機嫌を損ねたりしてしまいます。

またその後は、それまで出目の悪さに文句を言い続けていたディレクターにサイコロを振らせたりもします。

ちなみに大泉さんの方も企画を通してかなり悪い目を出しますが、心身ともに限界の場面で徳島一泊という歓喜の目も出しています。

大事な局面で最悪の目を出してしまう鈴井さんの“ダメなひと”というイメージは膨らむ一方となりました。

  • サイコロ2~西日本完全制覇~

    「うそだ…」「すずぴー…またやってくれたね、キミは…」
    「あ、あなた振るんですか…?」「鈴井さんは~ダメなひと~」

サイコロ3前編

この企画でいよいよ“ダメ人間”というフレーズが初登場します。

最初に訪れた鳥取県から、京都、福井、石川と日本海側を地道に進んでたどり着いた金沢駅前。そこで、“死の深夜バス「加賀号」 博多”という最悪の目を出した鈴井さんに向け、たまらず大泉さんの口から浴びせられたのがこの言葉でした。ちなみに深夜バス車内では、うなされる鈴井さんの姿がカメラに収められます。

また、その後の長崎「ハウステンボス」前では、“スペシャルな新しい振り方”と豪語して口からサイコロを飛ばし、2つも用意されていたハウステンボス観光の目をかいくぐって鹿児島行きも決めています。

  • サイコロ3~自律神経完全破壊~

    「やったよこの人ぁ…」「いや、ね…」「ダメな人だなぁ」
    「く、そ…ダメ人間!」「…ごめんちゃーい!」
    「ほんとにこの人と旅すんのはもぅ…やだなぁ…」「ダメなのねぇ~」

カントリーサインの旅

2度に渡って行われた「212市町村カントリーサインの旅」シリーズ。北海道内の市町村を車で回るという新企画でしたが、性質自体はサイコロの旅とあまり変わらず、行き先はこれまた抽選。

よって鈴井さんは、Ⅰでは名寄市から豊頃町への長距離移動を引いた際、Ⅱでは下川町にて道南の上ノ国町での約600キロの大移動を引いた際にそれぞれ“ダメ人間”の罵声を浴びます。しかも後者の下川町ではついにディレクターの口からもその言葉が発せられました。

なお鈴井さんは、Ⅰの雨竜町での抽選の際に大泉さんによって“ミスターどうでしょう”と称され、以降“ミスター”という愛称も定着していきます。

  • 北海道212市町村カントリーサインの旅

    「道南が僕を呼んでる」「博多とか」「出しかねない」「ダメ人間
    「誰だっけ?出したの」「ミスターどうでしょう」「ミスターですよ」「ミスターの合宿がもうキツイもんなぁ」

  • 北海道212市町村カントリーサインの旅Ⅱ

    「黄金の右腕に番組の運命を賭けて!」
    「ぼくはダメ人間じゃないんだ!」
    「大泉くん、僕も言わしていただいていいかな…?」「ダメ人間!

サイコロ4

サイコロ第4弾では“ダメ人間”が大泉さんに向けて発せられるという珍しい場面があります。

仙台までたどり着いての第7の選択、2/3の確率で北海道に帰れるという選択肢が用意された“チャンスタイム”。サイコロを手に取ろうとするミスターを制して大泉さんが振り、出した目は“宇都宮逆戻り”。ミスターはそれまで受けてきた罵言を返すかのように大泉さんを罵り、最後には手まで出しました。

ただ、次の宇都宮(栃木)での選択はミスターが担当。深夜バスで京都の目を出し、“ダメ人間”の名は無事持ち主である“ミスターどうでしょう”の元に戻ります。

  • サイコロ4~日本列島完全制覇~

    「あれ…あれぇ?」「このぉ…」「…ダメ人間!」「ダぁメ人間!
    「オレがやるわ」「いやぁ見事ですね」「すごいねミスターって」「ほんとにすごいダメな人だね」
    「言って」「ふぅ…」「ダメ人間!」「さんきゅう!」

サイコロ5

第5弾は初っ端の博多行きから始まる“九州たっぷり”の旅。

ミスターのサイコロ運もご多分に漏れず、鹿児島「指宿温泉(砂楽)」にて砂蒸し風呂を体験後、サイコロ史上最南の地「奄美大島」行きを出して予感通りの罵声を浴びます。

ただ博多での最後の“チャンスタイム”は、“ダメ人間”がまさかの勝利。

なお、この企画の主役となった“キングオブ深夜バス”「はかた号」の目を出したのは2度とも大泉さんであり、2度目に至っては1/2の確率で札幌ゴール、5/6で少なくとも北へ向かうという選択肢の中で⑥枠のはかた号を引き当てています。

  • サイコロ5~キングオブ深夜バス~

    「はい、九州たっぷりコース」
    「そろそろ…なんとなく予感としてはね」「あなたの口からね…あの言葉が…」
    「これはやばいよ」「いやぁ…やめてくれないかなぁ…どうでしょう…」「ダメ人間なんだから」「砂に埋まってろよ

サイコロ6

最後のサイコロの旅となった第6弾。“ダメ人間”にとっても集大成と言える旅となります。

第3の選択、東京から高知行きを皮切りに、大泉さんが本州に進路を挽回してはミスターが四国・九州へと引き戻すという展開。この頃大泉さんの口から出るのはもう“ダメ人間”という言葉ではなく、シンプルな罵声。ミスターも己を理解し、所々で大泉さんのサイコロ運に感心する様子も見せます。

ゴール北海道まであと少し、弘前(青森県)までたどり着いての“究極の2択”では、当然のように博多行きを出して撃沈。“ダメ人間”はフリップの文字の色にまでケチをつけ駄々をこねました。

その後3日目夜の“大阪決戦”、事前に新幹線車内で一通り議論し、“ダメ人間”に再び回ってきたチャンス。そこではなんと大阪一泊という自らも驚く念願の目を出しました。

ただ、それは問題を先延ばしにした目に過ぎません。翌朝、再び用意された最後の“究極の2択”で結局、四国行き時間切れ終了。到着した高知空港前でミスターはカメラに一礼をし、ぞろぞろと出発していくお遍路さんの集団の中へと消えていきました。

  • ゴールデンスペシャル サイコロ6

    「もう呼ばれたらすぐだもん」「四国ばっかりこの人さぁ」
    「僕をちょっと甘く見ちゃダメだよ」「無類の四国好き
    「やっぱりやった…」
    「着実に積み上げてきたものをオレが台無しにしたってこと今気付いた」「なに?」「なにがだ この野郎
    バカ野郎

絵ハガキの旅

抽選した絵ハガキの風景を実際に撮影しに行くという、これまた同じような仕組みの運まかせの旅。従ってこのシリーズでも“ダメ人間”は存分に発揮されます。

1では「霊山寺」「内子の家並み」と四国の絵ハガキが2枚も出たことをきっかけに旅の途中で“番組と四国との因縁”を勝手に再認識。企画は脱線し、なぜか札所を回り始めることになります。これは後に名物企画となる四国お遍路の旅への布石となりますが、そもそも四国の絵ハガキを引いたのは2回ともミスターでした。(後々本格的な四国お遍路をするのは主に大泉さんのみ。)

最後のサイコロの旅(サイコロ6)のさらに2年半後に行われた絵ハガキの旅2は、番組における最後の運まかせの旅。“ダメ人間”にとってもクライマックスとなりました。

何と言っても初日の茨城県潮来で引いた「札幌時計台。これだけはまずい、引いたらもう終了と話していた一枚を、“(肌触りが)つるつるしてて…”等と言いながらミスターの“黄金の右腕”があっさり引いてしまいます。嬉野Dも思わず声を上げ、藤村Dは番組6年目にして初めて展開がわからず思考停止状態に。結局、どうでしょう軍団は恥じらいながらも日帰りで札幌に戻って“ロケ続行中”“一時解散。大泉さんの父親による“なんとかインチキできんのか”という名言を引き出す珍事となりました。

ただ、その後はこれに懲りて選び直された絵ハガキの中から大泉さんが見事狙い目の宮崎の風景(高千穂町)を引きますが、この地ではミスターが大活躍。最後の最後の“究極の選択(3択)”でミスターはディレクターより引き手の指名を受け、奇跡の大本命を引き当てて以降は宮崎満喫の旅に。

ミスター自身も驚き、むしろ企画構成という観点から複雑な表情をしていましたが、藤村Dは手放しの喜びようでした。

  • 日本全国絵ハガキの旅

    「久々の…ダメ人間登場ということで」
    「やりましたねぇミスタぁー」「もう勝手知ったる土地だよ四国なんてのは」
    四国って呼ぶね…」
    「あんたひとりで行ってきなさいよあんたが出したんだから」「そうだ二枚ともミスターだよ!二枚とも」「あんただよ憑りつかれてんのは」

  • 日本全国絵ハガキの旅2

    なに?この人」「僕は今頭ん中がまっ白ですけども」「なんで?入れとくんだよ」「引く人がいるんだから」「ごめんなさいどうしようか?」
    「空港でも見つかんないようにしろよ…」「どうでしょう軍団 一時解散!
    「ミスターよろしくお願いします!」「藤村くんはテレビバカだな」
    「やったぁー!」「6年間やって初めてじゃないすかこんなこと」

“ダメ人間”によるダメ選択の歴史(一覧)

ここからは“ダメ人間”鈴井さん(ミスター)によるダメ選択の歴史を企画順にまとめ、一覧にしています。

また、稀に出る良い選択や、関連するその他の出来事も併せて掲載しています。

1996.09

サイコロ1

運命の選択第1投目(東京)

オレンジライナー 松山(愛媛)

初めてのサイコロ。初めての深夜バス。四国初上陸。

「なにを松山を出しちゃってんの」

第2の選択(松山編)

謎のまち 臼杵(大分)

読み方もわからない町へ。初めてのフェリーで九州初上陸。

「なにしてんだよォ」「帰りたいんだよ俺は」

第3の選択(臼杵編)

まだまだ九州 小倉(福岡)

耐えかねた大泉さんがサイコロを蹴り飛ばして“謀反”、後にお説教。

「あなたのね、その…目にかかってるんですから」「あのねぇ…どうもねぇ、デカイ目しか出ない」

1996.11

サイコロ2~西日本完全制覇~

第5の選択(高知編)

地獄の深夜バスで九州逆戻り 博多

鈴井さん自身が駄々をこね始める。深夜バス「はりまや号」乗車後、休憩の「壇之浦PA」で“壇之浦レポート”

「なにしてくれてんだよ」「うそだ…」「すずぴー…またやってくれたね、キミは…」「行きましょうか」「ヤダ」

第6の選択(博多編)

名前は札幌に近いぞ 白石島(岡山)

白石島」到着後、完全に機嫌を損ねる。

「あ、あなた振るんですか…?」
「鈴井さんは~ダメなひと~」

1997.02

サイコロ3~自律神経完全破壊~前編

★良い選択

第2の選択(鳥取編)

少し戻って観光 京都

鈴井さんが初めて狙い目を引く。

「やるなぁ鈴井くん」「初めて良い目出しましたね」

第5の選択(金沢編)

死の深夜バス「加賀号」博多

大泉さんの口から初めて“ダメ人間”という言葉が出る。

「やったよこの人ぁ…」「いや、ね…」「ダメな人だなぁ」
「く、そ…」「ダメ人間!
「…ごめんちゃーい!」

第7の選択(ハウステンボス編)

ついに最南端 鹿児島

“スペシャルな振り方”などと言って口からサイコロを放ち、ついに九州の深みへ。「ハウステンボス」前滞在10分、観光は叶わず。

「はぁ…ほんとにこの人と旅すんのはもぅ…やだなぁ…」「2つも用意したんだよ…」
「ダメなのねぇ~ダメなのねぇ~」

1997.04

同 後編

第3の選択(倉敷編)

深夜バスマスカット号 東京

たった1つ用意された“視聴者サービス”の⑥枠を見事引き当てる。

「僕を苦しめてるのはどうやら あなただな」「すごくガッカリです」

1997.06

韓国食い道楽サイコロの旅

食えないのは誰だ!(蔚山・鯨料理)

全員食えない。

飛行機で来て初っ端から昼食抜き。

「なにしてくれてるんですかあなた」「あなた…あなた」「ほんと帰んの?」

★良い選択

最終日・朝食の選択(麗水編)

今回は本当につらい 麗水で一泊

メシ抜きが続き“深夜ポス”にも乗った辛い旅で一泊の目を引き当て、2人は抱擁。

「やった」「鈴井貴之やりましたねぇ」

1997.06

北海道212市町村カントリーサインの旅

第5の選択

名寄町⇒豊頃町

序盤は大泉さんが近場を引いていたが、途中から怖いもの見たさで鈴井さんが引くことに。この旅で“ミスター”という愛称が定着。

「あぁ…遠い…」「やりやがったよぉこの人」
ダメ人間

1997.08

ヨーロッパ21ヵ国完全制覇

だめメガネくん登場

※旅が辛くなると登場するメガネ姿のミスター(“壇之浦レポート”時など)

夜通し運転後の車中仮眠でやられ、もみあげも巻いちゃってる。フランス・スペイン国境付近。

「久々のメガネくん登場」「サイコロになっちゃってるよ顔が」「これが国境なのね~」

1997.10-11

北海道212市町村カントリーサインの旅Ⅱ

★良い選択

第11の選択

興部町⇒下川町

興部(おこっぺ)町からすぐ横の下川町。珍しくファインプレーで子供のように喜ぶ。

「隣ですよ!」「やったー」「ぼくダメ人間だから…」「よかった貢献できて!」

第12の選択

下川町⇒上ノ国町

調子に乗った“ダメ人間”が続けて選択。見事に道南を引き、ついにディレクターの口からもあの言葉が。

「またぼく引くよ!」「「ぼくはダメ人間じゃないんだ!」
あ!…」「大泉くん、僕も言わしていただいていいかな…?」「ダメ人間!

1997.11

サイコロ4~日本列島完全制覇~

第8の選択(宇都宮編)

深夜バス「とちの木号」 京都

ミスター自らあの言葉を求め、大泉さん深呼吸後に渾身の罵倒。

「やりやがった…」「いやぁ見事ですね」「すごいねミスターって」「ほんとにすごいダメな人だね」
「言って」「ふぅ…」「ダメ人間!」「さんきゅう!」

1998.06

サイコロ5~キングオブ深夜バス~

第2の選択(博多編)

特急「つばめ3号」で鹿児島

東京から「はかた号」乗車後、さらに九州南部へ。

「はい、九州たっぷりコース」

第4の選択(指宿編)

もっと南へ 奄美大島(鹿児島)

指宿(いぶすき)温泉」で砂蒸し体験後、予感通りのダメ選択。サイコロ史上最南の地「奄美大島」へ。

「順番からいえばボクなんで…」「そろそろ…なんとなく予感としてはね」「あなたの口からね…あの言葉が…」
「これはやばいよ」「いやぁ…やめてくれないかなぁ…どうでしょう…」
ダメ人間なんだから」「砂に埋まってろよ

★良い選択

第8の選択(博多編)

ANA275便 千歳

2度目の「はかた号」乗車を経て、4/6の確率で北海道へ帰れる“チャンスタイム”をものにする。

「あっ!出た!」「出たよぉ…」
「対馬も覚悟してたよ俺は」「この感動じゃないですか」「よかったねぇ」

1998.06

香港大観光旅行

★良い選択

食えないのは誰だ(香港グルメ)

全員食える。

初日の夕食前に藤村Dが突然カードを取り出す。聞いていなかったミスターだが、見事引き当て大満足。

「ね、もうこの企画は今日でやめるから」「これでもう視聴者は満足だよ」「初めてかっこいいと思った」
「全てミスターのおかげですよぉ」

1998.11

日本全国絵ハガキの旅

美しい風景 第2の選択(上発知編)

霊山寺(徳島県)

群馬から徳島、四国八十八ヵ所第一番札所「霊山寺」へ。

「久々の…ダメ人間登場ということで」
「やりましたねぇミスター」「なんですか?徳島行くんですか?今から」「もう勝手知ったる土地だよ四国なんてのは」

美しい風景 第4の選択(金沢編)

内子の家並(愛媛県)

またしても四国の絵ハガキ「内子(うちこ)の家並」。番組と四国との因縁を改めて意識し、なぜかお遍路へ。

「戻ることに…なります」「めんどくせぇなぁー」
四国って呼ぶね…」「行けってことだよ」「あんたひとりで行ってきなさいよあんたが出したんだから」「そうだ二枚ともミスターだよ!二枚とも」「あんただよ憑りつかれてんのは」

1999.02-03

アメリカ合衆国横断

(テネシー州バッファロー)

インキー事件

それまでうるさく行程を急かしていたミスターが、モーテル出発時にインキー。その後は緊張の糸が切れてしまう。

「すいませんでした」「ごめんなさい…」
「おいインキーにインキーか?死ぬ気か」

1999.10

ゴールデンスペシャル サイコロ6

第3の選択(東京編)

四国が呼んでる 高知

「もう行くんだ初日からもう行くんだ」「もう呼ばれたらすぐだもん」
「バキッと出せるからね」「ハイ!高知」「出したいと思ったんでしょ?」「四国ばっかりこの人さぁ」

第6の選択(法隆寺編)

しまなみ海道で松山(愛媛)

法隆寺」観光後、うっかりサイコロがミスターの手に。開通したての「しまなみ海道」で四国へ。

「やりましたなぁ…」「せっかく脱出したんですよ」「僕をちょっと甘く見ちゃダメだよ」
無類の四国好き

第9の選択(弘前編)

青森空港発 JAS914便で博多

1/2の確率でゴールという“究極の二択”で。

「やっぱりやった…」
「着実に積み上げてきたものをオレが台無しにしたってこと今気付いた」「なに?」「なにがだ この野郎
「これ赤で書いて…なんで赤で書いたの?」「行くんだ博多に」「えー」

新幹線内で顔に落書き

「生きるか死ぬか」「大阪が勝負ですから」「どっちが振るかよく考えといて下さい」「わかりました」「なにがわかったの?」「それ狙いますよ一泊を」「あなたのね…そういう真顔っていうのが全然僕らに対してなんの真実味も…」「この辺にうず巻きとかが…」「もう一回真顔…してごらん」

★良い選択

第11の選択(大阪編)

頼むぞ!大阪一泊

深夜バスの目が4つもある中、“ダメ人間”奇跡の一投。

第12の選択(大阪編)

ANK403便 高知

最後の選択(究極の2択)。サイコロの旅企画、最後の一投となる。

高知空港到着後、ミスターはお遍路さんの集団の中へと消えていった。さよならミスター。

バカ野郎

2002.03

日本全国絵ハガキの旅2

美しい日本の風景 第2の選択(潮来編)

札幌 時計台

出したら終わりと話していた「札幌 時計台」をミスターの“黄金の右腕”があっさり引いてしまう。恥ずかしながら茨城から日帰りで札幌に帰還。“どうでしょう軍団一時解散!”

なに?この人」「これ…」「僕は今頭ん中がまっ白ですけども」「なんで?入れとくんだよ」「引く人がいるんだから」「すげぇ…」「行くんですか?」「ごめんなさいどうしようか?」
「空港でも見つかんないようにしろよ…」「どうでしょう軍団一時解散!
「もうあんま企画にも参加してほしくない」

★良い選択

究極の3択(高千穂編)

綾の照葉大吊橋

出羽三山を回避し、奇跡の大本命「綾の照葉大吊橋」。お気に入りの宿「綾陽亭」宿泊が叶った。

「ミスターよろしくお願いします!」「藤村くんはテレビバカだな」「ド真ん中を」
「やったぁー!」「6年間やって初めてじゃないすかこんなこと」

【余談】大泉さんによるダメ選択

実際には前述の通り、大泉さんも多くのダメ選択を出しています。以下に余談として大泉さんによる主なダメ選択もまとめておきます。

【サイコロ2】
・第2の選択(新神戸編)⇒レッツ号 九州・熊本(10時間)
・第9の選択(徳島編チャンスタイム)⇒本州最南端 和歌山

【サイコロ3】前編
・第1の選択(東京編)⇒キャメル号 鳥取
・第9の選択(岡山編チャンスタイム)⇒瀬戸内・島めぐり 淡路島

同後編
・第4の選択(東京編)⇒東海道新幹線 神戸(逆戻り)
・第7の選択(京都編)⇒恐怖!深夜バス「ギャラクシー号」福島

【韓国食い道楽】
・食えないのは誰だ!(蔚山・鯨料理)⇒全員食えない。
・土曜・朝食の選択(釜山編)⇒ソウルで韓国菓子(優等高速深夜ポス)

【カントリーサイン1】
・第6の選択(豊頃町)⇒鹿部町
・第7の選択(鹿部町)⇒猿払村

【カントリーサイン2】
・第8の選択(猿払村)⇒追分町

【サイコロ4】
・第7の選択(仙台編)⇒東北新幹線で宇都宮逆戻り(ミスターから「ダメ人間!」)
・第9の選択(京都編チャンスタイム)⇒これはシャレです 博多

【サイコロ5】
・第1の選択(東京編)⇒はかた号 14時間20分
・第7の選択(東京編)⇒キングオブ深夜バス「はかた号」博多(サイコロ落下時、ミスターがフリップに当てて軌道を変えている)

水曜どうでしょう『深夜バス』特集

まとめ

以上、このページでは「水曜どうでしょう」に登場する言葉“ダメ人間”についてまとめました。

こうしてみるとミスターもそれなりに良い選択を出しており大泉さんの方もダメ選択を引き当てていますが、やはり番組ではどうしても、歩みを進めるのはだいたい大泉さん、それを台無しにして糾弾されるのがミスターという印象が強いですね。

DVD第9弾収録の総集編「未公開シーン!全て見せますよぉ」では、“ミスターVS大泉 運が悪いのはどっちだ!!”として【サイコロ3】までのサイコロの旅で悪い目を出した回数を検証。7ポイントと4ポイントでミスターの方が運が悪いという結果になりますが、大泉さんは“思ったより僅差”と印象を話しています。

ただいずれにしても、特に当時のどうでしょうはむしろつらい移動が番組のメインコンテンツであり、基本的にはダメ選択=番組や視聴者にとってはナイス選択であったことは確かです。

そして、どれだけ失敗し“ダメ人間”などと罵倒されても果敢にサイコロを振り続ける鈴井さん(ミスター)の姿に、多くの人が笑いと勇気をもらったこともまた確かなのではないでしょうか。

最後までご覧頂きありがとうございます。

鈴井貴之 著(メディアファクトリー)

ダメ人間 溜め息ばかりの青春記(2009)

ダメダメ人間 それでも走りつづけた半生記(2010)

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