でんがら

水曜どうでしょう」に登場したグルメ「でんがら」についての情報ページです。

基礎知識から番組登場シーンまでを詳しく紹介しています。

「でんがら」とは...

でんがら」とは、三重県松阪市飯高町地域の郷土菓子で、あん入り団子を朴葉(ほおば)で四角形に包んだもの。

シュロの葉の紐で横方向にも結び、朴葉の葉脈と併せて団子にできた跡が「田」の字に見えることから「田柄(でんがら)」と呼ばれるようになったとされる。また、田植えなどを終えた後の「野上がり」という行事の際に各家庭で作られる風習があり、「田(でん)」が「空(から)」になる事が由来とされることもある。

中の団子は、よもぎ団子は粒あん、白団子はこしあん等の種類分けがある。

「水曜どうでしょう」では...

「水曜どうでしょう」での登場シーン詳細

原付日本列島制覇

原付(カブ)で東京から高知・桂浜へと向かう道中。移動3日目の夜、伊勢の宿にて、来たる4日目(約200キロ行程)の「マルシン出前機」(重さ約14キロ)装着の有無を賭けた「赤福」対決が勃発。

久しぶりの“甘い物対決”にも関わらず、魂の奮闘によりミスターが勝利。

ところが代理人大泉さんと藤村Dが交渉の末に出した不可解な結論により、なぜか前半はマルシン有り、そして100キロ地点で再び対決が執り行われることに。

「100キロ走り切った時点でもうひと勝負すればいいじゃないか」「ちょと待て」「今の勝利はなんなんだよ」「僕が今ねぇまとめましたから話を」


移動4日目、奈良県大淀町付近にてその時が来る。

でんがら」という名の未知の食べ物と、ミスターの魂の丸飲みに対する防止策として麩(ふ)を組み合わせた二種混合戦を提示する魔神藤村D。代理人の大泉さんは潔くそれを受け入れた。

「100キロ越えて走ったんで…」「やりますか」「かまわんよ絶対うちは負けないから」
「飯高名物でんがらっていうね」「なんだよでんがらって?」「わかんないんだよ」
「いいねぇ…食べてみないとなにかわからない」

5個入りの謎の「でんがら」は魔神の気遣いで4個に。最後に麩を1個食べきった方の勝ちとされた。

「でんがら」は中身不明のままスタート。

「なんだこれ」「なんだなんだ…」
「あー!よもぎもちだぁ」「中は完璧あんこです!」
「なんか色が変わった」

前夜の勝利で手ごたえを感じていたのか、包みの葉もろとも飲み込む勢いで「でんがら」を口に詰め込み続けるミスター。

しかしとうに許容量を超えている口内からは異音が漏れ始め、後頭部には痛みが襲う。

「ミスターそんなに入れちゃダメだって」「もうダメだ…」「んぐぐぐ」「たぁむ…」「あぅ」「ミスター口の中からでんがらが無くならない」

この対決はハンディもなく、魔神が順当に実力を発揮。悶絶のミスターが最後の麩に手を伸ばす頃、魔神はすでに全て食べ終わっていた。

それでも大泉さんは、ミスターを鼓舞し続けた。

すると魔神は5個目の「でんがら」を差し出し挑発。ミスターはなぜかそれを受け取った。

「さぁ怒涛の追い上げだ!」「勝負は全くわからない!」「ミスターがいった!ミスターがいった!」
「もう一個あるぞ」「やめとけミスター」「それ食べて何になるっていうんだ…」
「まだわかんないよ」

すべてを食わされた上惨敗したミスターに、藤村Dは身もふたもない言葉をかける。

そして最後はトップアスリート同士のよくわからない握手で無意味な戦いを終えるのだった。

「なんで最後1個取ったの?」
まぁ外してやってもいいんだけどね」「大体さ昨日の勝利であれ取っていいって言ってたんだからさぁ…」
「でんがら食う必要なかったな…」
「具合い悪いっすよ」

※水曜どうでしょうDVD第29弾「原付日本列島制覇」/北海道テレビ放送株式会社 より

カテゴリ:食/グルメ

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