水曜どうでしょうで行われた『釣り』総まとめ~門別沖での“海釣り拷問”から西表島での“寝釣り”まで~

カテゴリ:特集記事

北海道は日高・門別沖での海釣り以降、数々の激戦が繰り広げられてきた「水曜どうでしょう」の“釣りバカ対決”

毎度様々なルールと優勝特典で、バカバカしくも、最後にはなぜか一同必死で釣りバカの栄誉を求め奮闘。数々の見所やハプニングを生んでいきました。

またそれ以降番組では、釣りバカ対決以外の企画でも、国内外問わず各所で積極的に「釣り」に興じる場面があります。

このページでは、そんな水曜どうでしょう」で行われてきた様々な「釣りとその釣り場や釣果を一気に紹介していきます。

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1. 門別沖 釣りバカ対決

記念すべき第1回目の釣りバカ対決

安田さんonちゃんを招いて深夜のうちに集合した一行は、釣り船「第八正栄丸」をチャーターし、かねてより大泉さんがやりたがっていたという「釣り」に出かけた。

初めての釣り対決に意気込み、それはそれは楽しそうに「門別・富浜港」を出港した釣りバカ一行。

しかし沖では、ふざけ半分で前フリしていた事が現実となって重病人が2人。そして、生き残った者たちにも“海釣り拷問”という地獄が待っていた。

公式審査員の北さん査定による釣った魚の値段の合計で競ったこの対決。

北さんが発した釣り開始の号令“プレイボール”は、以後恒例となる。

船釣り

@北海道 門別町(現・日高町)沖

主な釣り上げシーン

(※魚名[釣った人・査定値段])

  • ガヤ(エゾメバルの通称)[ミスター・10円]
  • アブラコ(アイナメの北海道地方名)[藤村D、onちゃん・200~350円]
  • 不明[大泉さん・5円]
  • ソイ(クロソイ)[ミスター・150円]
  • ババガレイ(ナメタガレイ)[ミスター・1000円]

最終結果

onちゃん:9125円

ミスター:7530円

大泉さん:2005円

登場する企画

  • 門別沖 釣りバカ対決

    「キミらには空白の時があるだろ」「船長の、ハイ下してぇって声が聞こえるのがもう…恐ろしくて恐ろしくて」

2. 釣りバカ対決 わかさぎ釣り

門別沖で地獄を味わったその翌年、釣りバカ対決はまさかの第2弾が開催される。

テレビ業界各局が気合いを入れて華やかな新番組を展開する4月放送。HTB「水曜どうでしょう」が知恵を絞って解き放ったのは、シーズンオフの「しのつ湖」氷上で地味にアタリを待ち続けるというわかさぎ釣り対決。

初代釣りバカのonちゃんももちろん参加し、単純に釣ったワカサギの数のみで競ったこの対決。大泉さんとミスターが徐々にコツを掴み始めてデッドヒート、“ダブルは行進あり”のルールもここで誕生した。

そして途中、役所(新篠津村)の方から地酒の差し入れがあり、これが後々、勝負を実質決定付ける出来事を生むことになる。

(※対決後には花板(はないた)大泉のわかさぎ懐石(&大泉さんの誕生日祝い)も行われたが、本当に食べられない料理がおみまいされ、放送では全編カット。DVD特典映像に収録されている。)

ワカサギ釣り
(氷上 穴釣り)

@北海道 新篠津村「しのつ湖」

最終結果

ミスター:15匹

大泉さん:13匹

onちゃん:2匹

備考

大泉さんは実際は17匹を釣り上げたが、うち1匹はフナ、そしてonちゃんの泥酔事故で3匹が放流され、あわせて-4匹となる。

onちゃん(安田さん)はただ地酒を飲みに来ただけだった。

登場する企画

3. 釣りバカ対決 2度目のわかさぎ釣り

安田さんonちゃんに加え、音尾さんnoちゃん(当時はブラックnoちゃん)初参戦となった釣りバカ対決第3弾。

再び同じ「しのつ湖」氷上で行われた2度目のわかさぎ釣りだったが、noちゃんの参戦によりこの対決からは2組に分かれたチーム戦。さらには釣って1ポイント、食ってなぜか2ポイントというかつてない新ルールでの対決となる。

前回とは違い、シーズン真っ只中の1月下旬に行われたこのわかさぎ釣り対決は、全体として追いつ追われつの白熱戦。

初っ端からnoちゃんの“ダブル行進”でスタートし、その後新たに“トリプルは歌あり”も実現した。

また、お決まりとなった役所の方からの差し入れの地酒は、コップが用意されておらずラッパ飲み。そしてこれが、“酒を1本空けると5ポイント”という波乱(というより酒乱)の新ルールを生むことになる。

ワカサギ釣り
(氷上 穴釣り)

@北海道 新篠津村「しのつ湖」

最終結果

大泉さん・noちゃんチーム:83ポイント

ミスター・onちゃんチーム:81ポイント

うち酒ポイント

大泉さん・noちゃんチーム:+10ポイント

ミスター・onちゃんチーム:+15ポイント

備考

大泉さん・noちゃんチームはミスターによる序盤の妨害で-1匹、おもしろサービスポイントで+1ポイント⇒+1ポイント⇒-1ポイント

登場する企画

  • 釣りバカ対決!わかさぎ釣り2

    「やばい!大法螺が空く」「どうしてこんなに釣りバカになりたいんだ…」「釣りバカというのはねぇ藤村くん…人を狂わすぞ

4. コスタリカ ニジマス釣り

写真家・大泉洋が乗り込んだ中米コスタリカ。

幻の美しい鳥「ケツァール」を撮影するため自然を相手に奮闘する中、後半の活動地となったサン・ヘラルド・デ・ドータへ到着した日、思わぬ「釣り」の機会がやってくる。

ケツァール捜索のため宿泊所の「サべグレロッジ」周辺を散策するも、地図が分かりにくい上に坂道が続き、年齢および荷物(600ミリバズーカ)のハンディがある制作陣は次第に消極的に。

最後は天候悪化への懸念を口実に、撤退、ロッジ前の川でのニジマス釣りへと大泉先生を説き伏せるのだった。

(※尚、一行はその夜偶然にもケツァールを追う本物の自然写真家・神田君夫さんと出会い、アタリすら来ないニジマス釣りにかまけていた時間、ちょうどその前まで散策をしていた辺りにケツァールが出現していたという驚きの事実を知る。)

渓流釣り

@コスタリカ 「サベグレ川」

目の前をうようよ泳ぐニジマスを狙い、2時間釣具をレンタルして行ったが、アタリすら来ず1匹も釣れなかった。

登場する企画

5. ユーコン川 フライフィッシング

160kmの川下りをしに行ったカヌーの聖地「ユーコン川」は、釣りの聖地でもあった。

一行はカヌー出発地点の「ラバージ湖(レイクラバージ)」からゴールのリトルサーモンまでの間、大自然の中でしばしば釣りを楽しんでいた。

ミスターが初めてのフライフィッシングで釣り上げた「グレーリング」が、シェフ大泉(“割烹 大泉”)の手によって規格外の料理“グレーリング飯”に変貌を遂げ、一同が言葉を飲んだのは特に印象的なシーン。

その後“鈴井貴之 世界を釣る ~カナダ・パイク編~”と題され、大物が狙える「パイク」にも挑戦。

大きなアタリがあったが惜しくもバラしてしまい、“パイク飯”が実現することはなかった。

また、DVD特典映像の未公開シーンには、キャンプ最後の夜に釣ってきた1匹のグレーリングをシンプルに焼いて食べる4人の様子も収録されている。

ルアー・フライフィッシング

@カナダ「ユーコン川」

釣果は主にグレーリング(カワヒメマス)。

淀みに潜むという大型魚のパイク(ノーザンパイク/キタカワカマス)は、ミスターが惜しくも逃す。

登場する企画

6. 屋久島 釣りバカグランドチャンピオン大会

鹿児島県「屋久島」にて歴代釣りバカチャンピオンが一堂に会し、真の釣りバカ、釣りの神様を決した釣りバカ対決第4弾(最終回)。

この大会は4ステージに分けられ、釣りバカとは言えど、魚類に限らず総合的な捕獲能力が問われる24時間耐久の漁獲対決となる。

第1ステージは栗生の潮だまりで魚獲り。第2ステージは安房川にてちりめんをコマセ(寄せ餌)に網で川エビ漁(“ダブルは行進あり”)。そして第3ステージに入って初めて「釣り」が行われた。

この対決ではonちゃん(安田さん)とnoちゃん(音尾さん)も簡易マスクすらほとんど付けずにジャージ姿(小学生)で奮闘。

深夜の新栗生橋の上、釣果の上がらない大泉さんチームが衣装のまま小学5年生となって難くせをつけ始めた“そのジャージ栗生んじゃねぇ?”は特に名シーンとなった。

また、この旅は番組関係者にとっては別の意味も持ち合わせていたという。最後にミスターが安田さんに残した“いい後継者ができた”という言葉は、視聴者にとっても印象深いものだった。

夜釣り(河口)

@屋久島 栗生川「新栗生橋」

第3ステージ、初めて釣り竿を握る。

“帰りましょう作戦”が功を奏し徐々に釣れ始めて白熱するも、5年1組の大泉くんはひとりだけ“帰る”ことができなかった。

魚はオジサン(もしくはその他のヒメジ類)やハタンポ類などの河口付近に集まった海水魚で、1匹20~30ポイント。

結果

ミスター・onちゃんチーム:130ポイント

大泉さん・noちゃんチーム:20ポイント

シーカヤック釣り(手釣り)

@屋久島 尾之間港 沖

第4(最終)ステージは1人乗りのカヌー(カヤック)でそれぞれ沖へ出漁。釣具は手釣り用の糸巻き。

ぎりぎり体力の残っていた若手3人がニジハタオジサンなどを釣り上げた。1匹20ポイント。

ミスターはただただ漂流していた。

結果

ミスター・onちゃんチーム:60ポイント

大泉さん・noちゃんチーム:60ポイント

登場する企画

7. ロビンソンと行く西表島

大泉さんの荒々しい発言(ジャングル・リベンジにて)にこじつけ企画された西表島での“むし追い祭り”。しかしその昆虫採集大会は、現地ガイドとの出会いによっていきなり全てが崩壊する。

“ロビンソンさんと行く西表島”

ロビンソンの見せたいものをひたすら探して島中を連れ回され、獲得ポイントはロビンソンがその場で判定するようになっていく。

海での網を使った魚捕り(ハマクマノミなど)から第2ラウンドのヤシガニ捕りを終えると、その後は様々な「釣り」が登場。

そして何と言ってもこの企画のクライマックスは、「水曜どうでしょう」の釣りシーンの中でも最大級のインパクトを残した、「上原港」での夜釣り

夜通し行われた斬新な釣りのスタイル“寝釣り”によって、一同は続々と“上原港一泊”となっていった。

大会終了後、惜敗したミスターはロビンソンさんから学んだ大切なことを噛みしめ、“楽しかったです。”というコメントを残した。

大ウナギ釣り

@西表島の小川

第3ラウンド

夜のうちに仕掛けを草木や杭にくくりつけて川に放ち、早朝に確認する。

“捕れるまでやめない”男ロビンソン率いる一行は、餌のカエルを求めて夜更けまで島中を奔走。苦労もあって、獲得ポイントは破格。

結果

安田さん(餌:カエル):大ウナギ 120ポイント

ミスター(餌:カエル):大ウナギ 100ポイント

大泉さん(餌:テナガエビ):ホシマダラハゼ 50 85ポイント

ロビンソン(餌:テナガエビ):0ポイント

テナガエビ釣り

@西表島「西田川」上流の「サンガラの滝」付近

第4ラウンド

ロビンソン秘伝の練り餌を使用、3人とも1匹ずつ釣り上げる。

そのまま網での第5ラウンドも行われ、獲ったテナガエビ(抱卵エビはリリース)はその場で素揚げにしておいしく食された。

結果(釣りのみ)

安田さん:15ポイント

ミスター:10ポイント

大泉さん:3ポイント

川釣り

@西表島「西田川」

第6ラウンド

当初はオオグチユゴイ釣りを想定。ロビンソン現地調達の魚が群がる餌(貝)で入れ食いが予想されたが、結局1匹も釣れず。

帰り道に再挑戦し、最後は大泉さんが周りに叱られながらなんとかクロダイ(チヌ)を釣り上げた。

結果

大泉さん:30ポイント

夜釣りよ今夜もありがとう
(“寝釣り”)

@西表島「上原港」

第7(最終)ラウンド

不在の予定だったロビンソンが“心配で眠れない”と姿を現し、撮影陣にまで熱血指導。夜釣りの映像は暗闇の中での“文字放送バラエティー”となり、3人はついに“寝釣りスタイル”を完成させる。

ロビンソン提供の釣具(餌:サンマ切身)でミスターと大泉さんが見事本命のゴマフエダイ(20~30ポイント)を釣り上げていき、大泉さんに至っては異種ハナミノカサゴ(40ポイント)も釣り上げた。

安田さんは圧巻の“マジ寝釣り”、そして真骨頂の荒技“寝ボケ釣り”へ。

結果

大泉さん:120ポイント

ミスター:60ポイント

安田さん:0ポイント

登場する企画

  • 激闘!西表島

    「大事なのは何か? 釣るってことだから」「寝ー釣ーり!寝ー釣ーり!」「夜釣りよ今夜もありがとう」「ライトオフ!

グッズ情報

2022年春、フィッシングブランド「DRESS」より「水曜どうでしょう」コラボ釣り具が発売!

寝釣りロッド」のほか、バッカン(釣り具収納ボックス)や水汲みバケツを随時展開。

「激闘!西表島」をモチーフとしたグッズでデザインから注意書きまでファンの心をくすぐる商品となっています。

※Amazon及び有限会社ライラクスのDRESSオフィシャルショッピングサイトにて購入可能。販売状況や在庫は各商品ページよりご確認下さい。

まとめ

以上、このページでは「水曜どうでしょう」で釣りが行われたシーンを特集しました。

登場した多種多様な釣法は、初心者から本格的な釣りファンまで十分楽しめる内容だったのではないでしょうか。

番組が最終的に到達した熟練者の釣りスタイルは多少ハードルが高そうですが、少しでも釣りレジャーの参考になれば幸いです。

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