上原港

うえはらこう

水曜どうでしょう」に登場した「上原港」についての情報ページです。

基本情報から番組登場シーンまでを詳しく紹介しています。

「上原港」とは…

上原港(うえはらこう)」は、沖縄県(八重山郡竹富町)西表島の北部にある港の通称で、「船浦港」の北側の港を指す。

フェリーターミナルもあり、島の南東部の仲間港(通称「大原港」)と共に、西表島の海の玄関口となっている。また、周辺に観光スポットや各種施設などがあり、西表観光の目印ともなる。

ちなみに宿泊施設ではない

「水曜どうでしょう」では...

  • 【西表島】にて最終ラウンド“夜釣りよ今夜はありがとう”の舞台となった。“前代未聞の文字放送バラエティー”の中で前代未聞の釣法“寝釣り”が展開され、関係者一同の宿泊地にもなった。
  • 最終ラウンドのタイトルは故・石原裕次郎の名作になぞらえたロビンソンの発言より。

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「水曜どうでしょう」での登場シーン詳細

激闘!西表島

前作ジャングル・リベンジにて飛び出た“スペインで牛追い祭り”という大泉さんの要望を受け、1年3か月後に決行された沖縄県「西表島」での“むし追い祭り”。

ところが実態は、西表島ガイド・ロビンソン(通称)さんの見せたいものを“強制的に”探し回る“ロビンソンの合宿”となる。

西表島2日目の夕方、一連のラウンドを終え、得点は大泉さんがリード。

激闘はこの夜、佳境を迎えることになる。

夜釣りよ今夜はありがとう
「大きいの来るよヘタしたら」「ゴマフエダイの40cm~50cm」「そういう夢だけで僕たちやれるから」

最終ラウンド「夜釣り」

しこたま飲み食いした後、場所は西表島「上原港」にて。

「大丈夫ですか大泉さん…」「寝かしてもらっていいですか?」
「キングになりたくないのか?」
「いよいよ最後の決戦!」「夜釣りよ今夜もありがとう プレイボーイ!

午後11時前、敢えて制限時間は告げられずに夜釣りスタート。

狙うはロビンソンの言っていたゴマフエダイ

一投目から大泉さんにアタリが来るが、逃がしてしまう。恐怖すら覚える引きの強さだったという。

それからの大泉さんは、寝ているように見せかけながら、釣り竿の先に全神経を集中させていった。

序盤、ミスターが見事最初にゴマフエダイ(30点)を釣り上げた後、道具やエサの準備だけして不在のはずだったロビンソンが姿を現す。

あっ」「ロビンソン!やっぱり来た?」
「心配で眠れないんだよ」「気になっちゃってしょうがねぇんだよ」
あんまり向こうを照らしちゃダメよ」「警戒心強いんだから…」「はい」

すかさず始まったロビンソンの“熱血指導”の対象は撮影陣にまで及んだ。

ディレクターはその言葉をそのまま受け入れ、以降の映像は夜の上原港での“前代未聞の文字放送バラエティー”となっていく。

照明が点灯するのはアタリがきた時のみ。

「ていうかもう…明かりが4コしか見えないんだけど」「街の光ですよ」
「大泉洋来た!」「ライト!ライト!ライトオン!ライトオン!」「きましたぁ!」
「…はいライトオフ!」

ミスターに続いて大泉さんもゴマフエダイを釣り上げる。

さらにここから、前代未聞の釣りスタイルが考案されていく。

「僕がねぇ飽きてきたなぁと思って寝る来るんです」「これがねぇ新しい夜釣りの…」
寝釣り

安田さんはすでに半分寝ていたが、暗闇の中、3人の“ムシオイキング”候補者達はついに画期的な釣法“寝釣りスタイル”を完成させる。

ライトが点いたってことは釣れたってことですから」
「…消されちゃって」「まだしゃべってただろ?」
「あぁっバレた!」「ライト点かず!」「お会いしたかったなぁ視聴者の皆さんに」

ロケに同行していた「ハナタレナックス」福屋プロデューサー(通称 キャップ)もカメラの後ろで夜釣りに特別参加し、“みんなちょっと静かにしてくれ!集中してるから”と微動だにしないウキを一心に見つめた。

大泉さんは次第に、魚の習性をさらに読み解いた“マジ寝釣り”なる発展技に到達していき、そしてなぜか釣果を伸ばしていった。

「さぁ!ちょっとわたくし真剣にちょっと…マジ寝釣り入りますから」

ロビンソンが退場した後も撮影指導は忠実に守られ、日本中の釣りバカが注目する西表島「上原港」での夜釣りは、再び暗闇の映像が続く。

まっ暗になるんだよな…」
「なかなかねぇこの決断ができないよね」「他の番組は」「やっぱりねぇ演者を撮ろうとしちゃう」
「大事なのは何か?釣るってことだから」

その後アタリが来ない時間帯に入ると3人は“全滅”(全員“マジ寝釣り”)。

安田さんに至っては、竿と懐中電灯を間違えて握るという荒技“寝ボケ釣り”まで発動した。

長期戦を得意とする“寝釣り御三家”は依然としてファイティングポーズを崩さず、小さなイスすらないコンクリートの上で息詰まる最後の熱戦を繰り広げる。

「日本を代表する寝釣りの三人衆ですね」「巴(ともえ)戦になりますので
「あーっとまた大泉洋が寝釣りの態勢に入った」「寝ー釣ーり!寝ー釣ーり!寝ー釣ーり!
「深夜2時を回りましても攻めの態勢を崩しません!」「ライト消せー!ライトを消せー!
「そして今再びライトオフ!しかし鳴り止まぬ寝釣りコール!

この間も大泉さんの竿はしなり、異種ハナミノカサゴ(40点)を釣り上げ2位ミスターとの差を広げる。

釣りファンからの声援が響く中、さらに大泉選手は“寝っ屁”で他の2人のマジ寝をけん制。

視覚情報はほとんど映らないが、上原港のコンクリートはいっそう選手の身体に食い込み、戦いはより厳しくなっていく。

時計の針は午前2時半を回り、気づけばカエル探しの強行軍があった前夜の就寝時刻すら過ぎていた。

「まさかコンクリーに寝かせられるとは思っていなかった」「コンク…上原港一泊ですからねこれ…」
「大泉洋ずいぶんとね石垣島では…8畳の和室に文句を言ってましたけども」「今や…上原港に一泊!」
「流れ星がまた流れた!」「油断したなぁ…布団で寝たいと願えばよかった」
「願い叶わず大泉 上原港一泊!

特別参加のキャップはというと、寝ずにポイントを変えながら相変わらず微動だにしないウキ釣りを続けていた。

そんな中、観客席でもマジ寝を決める者が出始める。

「おっとスタイリスト小松も上原港一泊!」「ピン!ピンに伸びて寝ております」「女性での宿泊者は初めてじゃないですか?」
「次々宿泊客が増えていく上原港!」「朝になるまでにはチェックアウトしたいところ」

激闘は4時間を越し、カメラから一番離れた位置の安田さんは圧巻のマジ寝釣り。

“寝ボケ釣り”真骨頂へ。

「…どうしました?安田さん
「不意を突かれましたね…」「全身の神経が…過敏に反応しましたよね今」
「安田さん完ペキもう上原港一泊!」

大泉さんを追うミスターは、ロビンソンから借りている釣り竿を股間にはさみ込むという足技でまだまだ食い下がり、再び釣果を上げる。

午前3時半、終わらない夜釣り。

「厳しい戦いですねぇ…」「視聴者からはですね…只今抗議の電話が殺到しております」
「港に一泊ってないじゃないかぁ!」「彼らは竿を押さえてるだけじゃないか!」「引けば上げてるだけじゃないか!」「離すと落ちちゃうから…」
「深夜です」「おかけ間違いのないように」
「おっと!くしゃみだ!」「鈴井貴之が起き上がった!」「おっと寝冷えだ」「彼だけは歳が違うじゃないかーッ!
「やめさせろー!」「ロビンソンだって寝てるんだぞー!

上着を着こんで再び戦い(寝釣り)の態勢に入る鈴井選手に、観客から拍手とミスターコールが沸き起こる。

夜の闇を撮影し続けるカメラも据え置きのため、ディレクターも次々と寝釣りへ。

こうして満天の星と時より現れる流星の下、一同は続々と上原港(コンクリートの上)の宿泊者となっていった。

夜釣りよ今夜もありがとう」「ライトオフ!

最終決戦の夜釣りは、結果的に日の出(午前6時10分頃)まで続けられる。

起床した小松スタイリストは憔悴した3人を労うこともなく、“あせもできちゃった”と口にしたという。

空がいよいよ白ばんだ頃、大泉さんはダメ押しの1匹(引きは一番強かったが小さかったため20点)を釣り上げ、勝負を決定づけた。

これにて西表島でのすべての激闘を終える。

惜敗したミスターは、ロビンソンさんとの出会いによって学んだ大切なことを噛みしめ、最後に“楽しかったです。”というコメントを残した。安田さんは夜通しのマジ寝釣りで、結局1匹も釣り上げることはなかった。

※水曜どうでしょうDVD第8弾「激闘!西表島」/北海道テレビ放送株式会社 より

カテゴリ:宿/ホテル

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