ずんだ餅
ずんだもち/づんだもち

「水曜どうでしょう」に登場したグルメ「ずんだ餅」についての情報ページです。
基礎知識から番組登場シーンまでを詳しく紹介しています。
「ずんだ餅」とは...

「ずんだ餅」は、南東北、特に宮城県を中心とした地域の郷土菓子で、枝豆をすりつぶした独特の餡で食べる餅菓子。
現在では牛タン、笹かま等と並び、宮城県仙台市の名物として特に有名。
「じんだん餅」、「ぬた餅」、栃木県では「ばんだい餅」などとも呼ばれる。
「水曜どうでしょう」では...
「水曜どうでしょう」での登場シーン詳細
サイコロ4~日本列島完全制覇~
サイコロの旅第4弾。
レンタカーで仮眠後の3日目朝、伊勢神宮前での第6の選択は「無理して近づく新幹線 仙台」。
出発前に伊勢神宮近くの赤福本店にて朝食が用意され、赤福3皿(合計9個)を完食して瀕死状態となったミスター。
道中のJR快速「みえ」車内では、これから向かう仙台の名物を恐れ、ディレクターに念を押す。
そして、大泉さんがまた余計なことを言う。
「やり過ぎ…ちゃったかな?」
「過ぎたことはいいんです」「仙台は!仙台は!笹かまだよ」
「何もちって言いましたっけ?」
「ずんだもち」「ね、ありますね」
夕方午後5時、仙台に到着。続く第7の選択、チャンスタイムにも関わらず大泉さんは「東北新幹線で宇都宮逆戻り」を出してしまう。
再び乗車した東北新幹線「やまびこ」車内、藤村Dがおやつに買っていた名物はもちろん。
「おやつ、ちょっとね…」「何食べんの?」
「ずんだもちって知らない?」「仙台名物?」
「ミスターにはあげないけどね」
外箱を開けると、緑色のペーストがぎっしり詰まったパックが出てくる。
状況とディレクションを理解しているミスターは、有無を言わさずふたを開けた。
「あげないよミスター、ダメだよ」「どうしてぇ?」「僕は甘い物には目が無いんだよ」
「いいのかい?ミスター」
「自殺だぞとうとう」
緑色の物体を次々に口の中に押し込んでいくミスター。
大泉さんも心配する中、鬼ディレクターのさらなる振りで、とうとうミスターは“甘味自殺”の覚悟を決めた。
「ミスターそれ…これ一個はまずいよぉ」「この一皿マズイって」「やめた方がいいって」
「大泉洋、あとは頼んだぞ」「自害する気だ」「社長!」
「さらば」
命を賭けて貫いたミスターのプロ根性。
しかし鬼ディレクターの言葉で、それは塵と化す。鬼は死人のミスターに唾を吐き、袋から取り出したもうひと箱を食うのであった。
「オレがこれ楽しみで買ったんだよぉ」「何てことしてくれるんだよ!」
「貴様ら…」
「犬死にでしたな社長」
宇都宮に着くころには大泉さんの記憶も薄れ、ミスターだけが満腹、“犬死に”となった。
「なんでしたっけ、ずんどこまんじゅう」
※水曜どうでしょうDVD第9弾「北海道212市町村カントリーサインの旅Ⅱ/サイコロ4~日本列島完全制覇~」/北海道テレビ株式会社 より
桜前線捕獲大作戦
仙台から東北地方を北上し、桜開花の最前線を見つけに行くという春の企画。
初日、スタート地「西公園」(仙台市)の桜が満開を過ぎ、散り始めていることを確認。新幹線で岩手県一関市までの進軍を決定する。
進軍に用いた高速陸上輸送列車「Max」(東北新幹線「やまびこ」)車内では、仙台支部食料班からの配給がある。
2人に手渡わたされたのは仙台名物「炭焼き牛たん弁当」の箱。
「牛たん弁当でございます」「おいしそうじゃないですか」
しかし鈴井隊長の箱の方は少し様子がおかしかった。
「あれぇ?」「牛たん弁当…」
「中身が間違えてるかなぁ?」「なにやってんだ仙台支部はぁ」
仙台と言えば、同じく仙台名物である「ずんだ餅」。緑色に埋め尽くされた物体と再び対面。
箸で持ち上げると一つが棒状に長く大きかった。
「あっ!」「ずんだ餅ってこんな長かったですか…?」「でかいねぇそれ」
もはや慣れた様子で球状に丸めた緑色を口に運んでいく鈴井隊長。しかし食べ進めると脳に作用し、謎の笑いがこみ上げる。
隣で本当の「炭焼き牛たん弁当」をむしゃむしゃ食べながら大泉隊員は、ずんだ餡を少し味見し、最後まで食べるよう進言する。
「ごちゃごちゃ言ってないで早く食べなさいよ」
「いつ食べても甘いねぇ…」「まだ残ってるじゃないの」「餡が残ってるじゃないのよ」「前線に行くんだよぉこれから」
ここから桜前線捕獲大作戦は、ミスターの“生き地獄”大作戦にもなっていく。
後のレンタカー車内で大泉さんはこの時のずんだ餅を、“ずんだ餅プラスチック爆弾”と表現している。
※水曜どうでしょうDVD第11弾「桜前線捕獲大作戦/十勝二十番勝負/サイコロ5~キングオブ深夜バス~」/北海道テレビ株式会社 より
東北2泊3日生き地獄ツアー
当時企画され熱狂的な水曜どうでしょうファン約400名が参加した桜前線捕獲大作戦のロケ地を巡るツアー。
仙台港を出発し岩手県「厳美渓」へと向かうツアーバス車内にて、ツアー客に「牛たん弁当」と「ずんだ餅」が提供された。
※水曜どうでしょうDVD第13弾「日本全国絵ハガキの旅/シェフ大泉 車内でクリスマス・パーティー/東北2泊3日生き地獄ツアー」/北海道テレビ株式会社 より
対決列島~甘いもの国盗り物語~
ミスターチーム(ミスター・大泉さん)と魔神チーム改めチームびっくり人間(魔神藤村D・安田さん)に分かれ、「白熊」の本場・鹿児島県を目指して通過する各都道府県で領土を賭けた名物の早食い対決を繰り広げながら日本列島を縦断。
2日目、安田さんの大立ち回りとなった衝撃の岩手対決を終えて、宮城県へ。
「次…宮城はもう計算できてるから」「僕一番強いやつで」
「安田くん…」「次の宮城は黙っててくれ」
仙台市「青葉城跡」にて第五戦・宮城対決(7,000ポイント)。
目の前に並ぶ椀には、黄緑色の物体。
「名物がいっぱいありますね…」「牛タン」「笹かま」「萩の月」
「しかしその中でも…」「中でも…」
番組に幾度となく登場している「ずんだ餅」だが、この時はそれまでのようなパックの土産品ではなく、お茶と共にお盆に並べられていた。
風情もそこそこに魔神・藤村Dは早速食べたい気持ちをひとまず抑え、ハンディとして大泉さんに試食を勧める。
「おおぉぉ…」「これがずんだの怖さですね」「口いっぱいにですね枝豆の粒々が…」「やっぱりねなくならない」
「安田さんも一個」「まぁまぁいいよいいよ」「オレによこせってぐらいだから」「…おぉぉぅ」「やっぱりね北海道の人には抵抗があるんだよ」
「いいから早く食わせろと」「ゆうことでございますね」
「あとはこれはあの…嬉野さん…」「僕はずんだが食べれればそれでいいから」「勝てる自信とか何とか言うよりも…早く!食わしてくれ」
1つまた1つとミスターの分のずんだ餅は減っていき、結局、藤村Dは6個(2皿)、ミスターは3個(1皿)という倍量のハンディ戦となった。
しかし始まってしまえば何のことはない、一同は魔神の“魔神”たる所以を存分に見せつけられることになる。
「おいしいよ」「…やぁおいしかった」
「バケモノだ…」
「ミスターずんだ残ってるけども」「…いやぁこれはおいしかった」
「また我々がもう…ひいちゃうもんね」「おっかねぇよぉ」「倍でちょうどいいぐらいなんだなぁ…そしてさほど急いでる風ではない」
しかし恐ろしい「ずんだ餅」の登場はこれで終わりではない。
その日、宿となった栃木県・川治温泉のお部屋にて。
「栃木…栃木今やっとくか」「えっ?」「い…い…今?」
「ほら…」「デザートがずんだが出たから」「だって、栃木で出されたんだもん」
「…ミスターここは無理しない方がいい」「しょうがないよね」
ここで無謀にもミスターは、あきらめたふりをして開始と同時にがっつくという“姑息な手段”に出る。
また、この対決で大泉さんの口から、完食後に手を広げるポーズを表す“テレマーク”(スキージャンプの着地姿勢にちなんで)という言葉が初めて登場。
ミスターが口いっぱいにずんだを含ませたまま“テレマーク”を試みた姿は、DVDジャケットのデザインのひとつにもなっている。
「ミスター落としてもいいって言ったでしょ」
※水曜どうでしょうDVD第23弾「対決列島~甘いもの国盗り物語~」/北海道テレビ株式会社 より
参考リンク
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宮城仙台の観光情報 宮城まるごと探訪【公式】
https://www.miyagi-kankou.or.jp/ -
ずんだ餅 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/?curid=205802 -
ずんだ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/?curid=17588 -
農林水産省選定「郷土料理百選」/ ロケーションリサーチ株式会社
http://www.location-research.co.jp/kyoudoryouri100/
カテゴリ:食/グルメ
水曜どうでしょう情報|食/グルメ
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