姫だるま(後藤姫だるま工房)

ごとうひめだるまこうぼう

基礎情報

姫だるま(後藤姫だるま工房)」は、大分県竹田(たけた)市の「後藤姫だるま工房」が制作、販売する伝統だるま。

古くからの縁起物「起き上がり」に由来し、戦後にこの工房の初代が製法を復元して作り始めたもの。

「水曜どうでしょう」では

  • 大泉さんにとっては義理の娘にあたる。
  • 【原付西日本】後半戦、“だるまの嫁取り”が旅のテーマとなり「後藤姫だるま工房」を訪れる。お見合いの末、「姫だるま」は「だるま(高崎だるま)」の妻となり、ミスターの荷台に載せられた。
  • 【プチ復活!】では“思い出のロケ地”として特別編のメインテーマとなり、“実家”の「後藤姫だるま工房」にて四つ子(大泉さんにとっては初孫にあたる)を授かった。

(※女性をイメージした「だるま」は他にも全国に存在し、番組では【四国3】にて「道後の姫だるま」も登場している。)

姫だるま(後藤姫だるま工房)

「水曜どうでしょう」での登場シーン

原付西日本制覇

京都・金閣寺を出発し鹿児島を目指した原付(カブ)企画第2弾。

スケジュールを取り直し山口県・萩から再開した後半戦、ディレクターは前半戦の反省から前回カブ(72時間!原付東日本縦断ラリー)で活躍した積み荷の2トップ「だるま」(頭に「花笠」)と「なまはげ」を召還していた。

なまはげさんはさて置き、新たなテーマ“だるまの嫁取り”が追加され、いよいよ趣旨が厳しくなってきたカブ西日本の旅。

「そうだ…彼の嫁さんがいるんじゃないか?ってボク思ったわけですよ」
「大分県の竹田という所にですね、姫だるまという…」「ぜひ嫁取りを」
「同じだと思うよオレ」「思いっきりヒゲはえてんじゃねぇか」


そして後半戦2日目(通算5日目)、大分県竹田市「後藤姫だるま工房」へ。

男衆は期待に胸を膨らませた。

「どんな娘でしょうねぇ」
「勝手になんかピンク色のようなイメージが…」「目はパッチリとした」「おちょぼ口」「なんかスーッとこうねぇ伸びた」「は長い方がいい」
「いよいよ嫁さんが!」「私のねぇ娘ともなる…」「ドキドキするよねぇ?」
「きれいな川だなぁ」「性格もいいだろうね」「いやぁ…すごいとこに住んでるなぁ」

緊張するだるまと親代わりの大泉さん。

お見合いは仲人役ミスターの進行によりつつがなく執り行われる。

「今日は本当に大変お忙しい中…」
「仲人の私が言うのもなんですけど…本当に気立ての良い子で…」「早速ではありますけど…」
「まさに箱入り
あぁーらぁーこれはぁお綺麗だぁ」「いやいや…お綺麗な方ですなぁ」「早いですけども、どうぞ末永く

箱に入れられた「姫だるま」が姿を見せると、一同はその器量の良さに感嘆。

縁談は首尾よくまとまり、新郎の「高崎だるま」には幸せそうな目が入った。

「こりゃぁめでたいめでたい」
「早速ということですけども新婚旅行の方に出発ということで…」

「花笠」を被った「姫だるま」はミスターの荷台に仲間入り、溢れる思いを胸に生まれ育った竹田を旅立つ。

それからの九州の旅は彼らの新婚旅行となり、仲良く並んでカブに揺られる“夫婦だるま”だった。

「幸せそうだ、また笑ってるもん」「デレデレだ」
「すごいミスター…背中に3人乗っけてるよ」「ひょっとこ なまはげ 姫だるま
「ホントに竹田美人で良かったね」「ある程度ヒゲがはえてても仕方ないと思ってましたから」

※水曜どうでしょうDVD第20弾「原付西日本制覇/今世紀最後の水曜どうでしょう」/北海道テレビ放送株式会社 より

プチ復活!思い出のロケ地を訪ねる小さな旅

“ラスト・ラン”(レギュラー放送終了)から半年あまり、DVD第2弾の発売を記念して企画された特別編。

扮装をして過去のVTRを振り返るおなじみの収録ではなく、出演陣が招集されたのは“復活”の場として2度目の登場となるホテル(4人部屋)。

何も知らない大泉さんに向けて、ミスターはテレビ局に届いたというある手紙を朗読し始めた。

“あるロケで訪れた、ある場所”。放送以来そこには数多くの水曜どうでしょうファンが訪れているという。

「あれから3年…」「こんな九州の小さな町に…」「九州?」
「そろそろ赤ちゃんが生まれてもいいんじゃない?…」「何ぃ?」
竹田のローソンにも…」「竹田?」「…着メロダウンロードしましたエヘヘ!」「ダウンロード?」
「大分県 竹田市 後藤姫だるま工房 後藤久美子」

ようやく内容を理解して複雑な表情を浮かべる大泉さんの前に、久しぶりの“夫婦だるま”が登場。

後藤さんは産んで送ってくれるとのことだったが、赤ちゃんを授かるのであれば夫婦の“父親”である大泉さんと“仲人”を務めたミスターが駆けつけなければ、と藤村Dは言った。

無事産まれれば、大泉さんにとっては初孫となる。

「そうですかぁ…それを見に…」「そうかそうか…送ってもらう訳にいかなかった?」
「忙っそがしいんだよ僕たち今」「言い方悪いけどね…どうでしょうにねぇ切るスケジュールないんだよ
「なにが姫だるまの子供ができました!バカ野郎
泣かねぇ!っつってんだだから」

こうして当時すでに多忙となり過密なスケジュールの中で集結させられた2人は、出世作とも位置付けられる「水曜どうでしょう」の思いつきによって日帰りで大分県までだるまの子を授かりに出かけることになる。


翌日、2人は大分空港に立っていた。袴を着させられ、それぞれの手には“夫婦だるま”。

竹田市へは車で往復4時間程。飛行機が遅れたこともあり、「後藤姫だるま工房」に滞在できるのは1時間ぐらいと予想された。

「やる気充分でございます」
「…難産だったら大変ですよ」「実家で生みたいって言うから」「頑張んだよあんたね」
「これちょっと…」「頭が…」「産まれかけてんじゃないか…」

妊婦である姫だるまも予断を許さない状況。

そんな中ディレクターが先方に連絡を入れたところ、驚きの事実が判明する。

「アレ?大分空港からいらしたんですか!と」「熊本空港のが近いんですと…」
「まぁそれにしたって…」「着実に一歩ずつ…」「早め早めに!」「陣痛が始まっちゃってますから」「頭が割れてるからね」
「…ある程度やっぱり後藤さんもちょっと注意不足だったね」
「あぁ?…」

レンタカーの返却もあるため帰りももちろん大分空港から。地図を見ないディレクターの計画によって、大泉さんが期待していた「豊後牛」を食べる暇もない行程となった。

半ばロケの動機ともなっていた宿にも泊まれない旅で、車内での会話は次第にVTRを交えた思い出話となっていく。6年間のレギュラー放送期間で見つけた旅のスタイル、そしてミスターの“いいじゃないか運動”

大分空港からの道は「別府温泉」も通過、そこにはこの特別編の趣旨でもあるDVD第2弾にまつわる思い出(サイコロ1にて大泉さんが“湯舟”と発言)も残っていた。

「これはいいじゃないか運動が…」「沸かしてるなぁ」
「こちらでトークでもよかったですな♨」
「なぜ?姫だるまを…」「そうでした」

そうこうしているうちに、工房への道はだんだん山がちに。

これしか行く道がないと言い張るディレクターの後ろで、2体のだるまを抱えた大泉さんの顔色が徐々に怪しくなっていった。

いくぶん酔うなぁ」「熊本空港から来たらこんなことは…」「大分空港で いいじゃないかッ」「うるさい」
「久々に厳しいロケだなぁ」「だるまトランク積んでいいか?」
「喉の奥に羊水が…」「破水しそうかい」「僕の方がよっぽど先に産んじゃうぞ」
「車ん中で吐いちゃっても! いいじゃないかッいいじゃないかッ」「貸し衣装に吐いちゃっても!…」

“プチ復活”の小さな旅も、結局は厳しいロケとなって大泉さんは”激酔”。だるまよりも大泉さんの出産の方が間近に迫り、尚のこと車は先を急いだ。

見覚えのある道に入り、姫だるまは無事“実家”に到着。

そして子供はすでに誕生していた。

「ご無沙汰をしておりました…遅くなりました」
四つ子さんが生まれてました」
「ひとり…男の子」「後藤さん姫だるま工房ですから 顔描けねぇ」「それは是非大泉さんにと…」
「あらぁ…これはぁかわいらしい」

よだれかけをかけられた女の子3人は母親に似て器量好し。しかし1人男の子の顔がまだ無い。

四つ子の難産でげっそりしてしまった母だるまを傍らに、祖父として大泉さんが男の子の顔に墨を入れる。

そのタッチは、父だるまからの体毛の遺伝と自身の輪郭のせいで、途中から路線が変わっていった。

「姫だるま…工房の…方が描けない!というものを私が…」
「これ子供にこんなばんばんヒゲがあって…」
「産まれました!男の子!」「そっくりだよ…」「忠寿って言います」
「ご家族揃って…」「これは…これは幸せそうだ」「めでたいめでたい」

大家族を連れたどうでしょう班はその後、熊本空港から来ていれば1時間かからないくらいの帰路を、大分空港まで2時間かけて帰って行っただろう。

そして“だるま一家”はその後HTBの正面玄関に(無料で)展示された。

※水曜どうでしょうDVD第6弾「ジャングル・リベンジ/6年間の事件簿!今語る!あの日!あの時!/プチ復活!思い出のロケ地を訪ねる小さな旅」/北海道テレビ放送株式会社 より

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