ホットスプリングス(市)

Hot Springs

基礎情報

ホットスプリングス(Hot Springs)」は、アメリカ合衆国アーカンソー州中央部に位置する都市。

その名の通り温泉の街で、温泉と周辺の山は国立公園に指定されている。

また、第42代アメリカ合衆国大統領のビル・クリントンが少年時代を過ごした街としても知られる。

「水曜どうでしょう」では

  • 【アメリカ横断】にてミスターが後部座席で眠っている間に、運転手の大泉さんが悪魔のささやきに導かれ、温泉地へと車を向けてしまった。
  • 温泉自体はぬるかったという。

ホットスプリングス(市)

「水曜どうでしょう」での登場シーン

アメリカ合衆国横断

レンタカーでカリフォルニア州サンフランシスコからワシントンD.C.を目指すアメリカ合衆国横断の旅。

横断4日目、目標だったオクラホマ州オクラホマシティに届かず、同州クリントンのモーテルにて移動終了。

様々な原因で予定は押しまくり、7日間のうち4日間を費やして到達したのは全行程のほぼ中間地点。ゴールのワシントンD.C.での見物時間を考慮すると、もはや危機的状況となっていた。

部屋のテーブルにアメリカ合衆国の大きな地図が広げられ、ついに“会議”(ミスターによる説教)、そして“合宿”の開始を意味する“ノルマ”という言葉が登場する。

その結果、翌日の到達目標地点は、キングオブ深夜バス「はかた号」の走行距離よりも長いであろう1,200km先の、テネシー州ナッシュビルということになった。

移動中は事あるごとに大泉さんの装備品を物色しており主に矛先を向けられていたディレクターは、会議の終わりがけに、地図を指して小声でささやき始める。

「知ってるかい?ここらへんにさぁ…ホットスプリングってあるしょ」「あれあれあれ」「温泉があんのアメリカに」
「こっちの温泉て水着がいるんじゃないの?」「だから貸し出しやってる」「いやいや、あの嬉野さん…」「寄ってるヒマないから」
「時間ねぇっちゅう話してんだろ今」「しゃべんなっつってんだディレクターはもう


翌朝、横断5日目。

目覚まし役を買って出た大泉さんが寝坊、出発の段階で1時間半押しの事態。初っ端からミスター自らの運転となった。

朝からご立腹の運転手は、再度念を押す。

「わかってるだろうね?」「温泉行かないからね」

この時の藤村Dは、ミスターのその言葉を“温泉なんか行くわけねぇじゃねぇか”と一笑に付していた。

以来、ミスターは温泉については一切触れずに黙々と走り続け、オクラホマ州を抜ける。

アーカンソー州に入ってすぐのフォートスミスにて大泉さんが運転を交代。テネシー州の入り口「メンフィス」までは彼に任された。

引き続きひたすら走り続ける行程。

しかし、疲れたミスターが後部座席で眠った頃、運転する大泉さんの耳元で悪魔がささやき始める。

場所はリトル・ロックの数十マイル手前。

「ミスターもすっかり寝ちゃってね…」
「でね…」「ホットスプリングスっていうとこがあんの…」「直訳ですよ 温泉」「まぁちょっと行けばあるの」「ただ、あの…温泉があるっていうことだけ」
「ずいぶん疲れてんじゃないかい」「疲れを取るのに一番いいのって何だい?」
「僕はキミに説明しるわけじゃないんだよ 独り言だと思って聞いてくれ」「もう一回言うよ…」
「おいおい藤村くん、独り言が大きいぞぉ

リトル・ロックにて、そのまま40号線を行けばミスターの合宿予定通りメンフィス方向だが、30号線に逸れると80kmほどで疲れを癒す「ホットスプリングス」

大泉さんは大きくため息をついた。この後も、耳元で道順を丁寧に説明する“独り言”は続けられる。

どういう結果が待っているのかは容易に想像がつくこの選択肢。もちろんそんな道を選べるはずはない。あくまで悪魔の独り言。

そしていよいよリトル・ロックの分岐点が近づく。

「僕は40号線に行けって言ってるぞ」「わかってるよ」
おおぉぅっ」「おぉう」「30って文字が出てきたね大泉くん…」
「これを…曲がったらダメだぞ」「よし…よしメンフィス行くぞ藤村くん」
待ってろエルビスぅ いよーし のったのったぁ」「よぉし」「バッチリだ」

40号線でメンフィスに向かっているつもりであることを自らに言い聞かせる運転手。読む気のない道路看板で行き先を確認する主犯格。

ついにやってしまった。


こうして、ミスターの計画と午前中の力走を台無しにして到着した“メンフィス”(ホットスプリングス)。

街には大きな煙突や、道ばたで何かを汲んでいる人々の風景があった。

「まるで何かを沸かしてるようじゃないか」
「なに汲んでるの?温泉でもあるまいし

後部座席でぐっすり眠っていたミスターが目覚める。

すぐに“Welcome to Hot Springs(ようこそホットスプリングスへ) Hometown of Bill Clinton(ビル・クリントンの故郷)”と書かれた看板が目に入ったミスターは、すぐさま状況を理解した。

これはヨーロッパ21ヵ国完全制覇で「古城街道」へ逸れてしまった時と同じような状況であった。

「やりやがったな」
「ミスターこいつです」「僕はやめろって言ったんですよ」「左曲がって」「これねぇ一回右曲がって」
「ほらミスター、この人が案内してますよ」「わかるでしょミスター」

2人の小悪党は、主犯も実行犯も一目瞭然であった。

結局浸かってしまったアメリカの温泉。

言うまでもないがミスターはご立腹、車内は重苦しい雰囲気となってしまった。

「どこで間違ったかなぁ…」

尚、DVD副音声では、温泉とは言ってもただの温水プールだったことなどが語られ、カメラのすぐ前を後ろ向きで横切るおばさんについても触れられている。

※水曜どうでしょうDVD第15弾「アメリカ合衆国横断」/北海道テレビ放送株式会社 より

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