シーザーズ パレス
基礎情報

「シーザーズ・パレス(Caesars Palace)」は、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスにあるカジノホテル。
ホテル名は古代ローマ帝国の軍人「ジュリアス・シーザー」からきており、ホテルも全体にローマ帝国調。数々の映画にも登場する、1966年開業のラスベガスを代表する名門ホテル。館内設備や併設施設も充実しており、高級感を纏う。
「水曜どうでしょう」では
- 【アメリカ横断】にて宿泊。映像は主に1326号室。
- “ラスベガス30分1本勝負”でカジノ騒動。
参考リンク
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シーザーズ・パレス - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/?curid=839938
「水曜どうでしょう」での登場シーン
アメリカ合衆国横断
全日空(ANA)から招待された「CLUB ANA」(ビジネスクラス)でのアメリカ・サンフランシスコ観光。のはずが謎のマジシャンによって明かされた本当の企画、レンタカーでアメリカ合衆国横断の旅。
大泉さんの超人的な飲み込みの早さで早朝サンフランシスコを出発。
横断初日の到着地はカジノの街「ラスベガス」。
宿泊するのは、日本からの飛行機の中で2回も観た映画「アルマゲドン」にも登場する、有名ホテル「シーザーズ・パレス」。
「見てごらん、あれだよ…」「あれに泊まるぞどうでしょう」
車での入り方は分かりにくかった。
「どっから入るんだ?」「わかんないよもうデカ過ぎて」
「ロサン…えっ?ロサンゼルス行っちゃうか?」「藤村くん…」「あれ?あれ?」「藤村くん…」
「シーザーズ・パレスの横を抜けてオレ今フリーウェイ入っちゃったよ」「藤村くんっ!」「おーいラスベガスぅー」
結局、ラスベガス到着から2時間かかり、やっとの思いでホテルの部屋にたどり着いた。
時に彼らはラスベガスについて事前に話していたことがあった。
ラスベガスのホテルはカジノに客を呼びたいため宿泊代や飲食代が安く、様々な無料アトラクションもあるため、カジノはやらずにそれらだけを楽しむのが一番賢い過ごし方だという。
「泊まって、ぐっすり」「安く上がる」
「カジノ見た?」「ダメあれ」「ダメダメ…」
話していた通り、カジノはやらずに賢い楽しみ方を満喫すると決め、夜のラスベガスに繰り出すのだった。
大迫力の海賊や火山の野外ショーに満足してホテルで戻った4人。
しかし、どこか落ち着かない様子。
「こういう楽しみ方なのラスベガスは」「全然お金使ってない」
「カジノしたら負けだよ」「僕らはその手にはのらない」
「も今寝るもん」
「そうそうそう…」「ちょっとやったらもうすぐ寝よう今日は」「なにが?」
本当は、やりたくてしょうがなかったのだ。
そこでルールを決め、“ラスベガス30分1本勝負”として勝った金額を競うことになった。
元手は自腹の50ドル、優勝者には負けた3人から帰りの羽田⇒札幌間のスーパーシート(国内線の上級座席)が与えられることに。
実益がかかった勝負ということで各々作戦を巡らせ、いざシーザーズ・パレスのカジノへと乗り込んだ。
30分後、ホテルの部屋に戻った4人は含み笑いを浮かべている。そして互いの様子をうかがいながら、順に結果発表を行った。
「けっこう役が出るもんだね」「24ドルの勝ちなんてこれは勝ちじゃない」「僕ね200ドル勝っちゃった…」「案外遊べるもんだね」「あとは出演陣…」
「それあんたのてめぇの金だろ」「やっぱあんただよ…あんたがやっぱ運が悪いんだよ」
「僕は藤村くんと一緒だ」「おやぁ!」「ロイヤルストレートフラッシュ!」「出た…」
「大泉くん…大泉くんちょっと待って」「その200ドルここに置いてなかった?」
大泉さんはテーブルゲームのポーカー、他の3人はスロットマシンに興じたという。
結果は、出演陣とD陣とで明暗がはっきりと分かれていた。嘘までついてしまった大泉さん。
彼はもう引き下がることができない心境となる。
「僕らの運が吸い取られてんだよ」「言っちゃ悪いけど具合い悪くなるもん」「爆笑バンパイア」「笑うなよ」
「どうします?もう寝るでしょ?」「あぁ?」「僕の勝手だよ」
「嬉野くんこれを倍にしてあげるから」「おまえがひとの金で勝つわけねぇんだよ」「四国でクリームパン食ったろおまえ」
「マヌケな顔で寝てなさいよあんたそこで」「藤村くんその100ドルよこしなさいよ」「貸しなさい貸しなさい」「倍返しの大泉だ僕は」
八十八ヵ所を回っても何も良い事が起きていない大泉さんは、今こそ御利益を授かるべく堰を切ったようにスタッフに現金をたかった。
翌朝の大泉さんの部屋。ベッドサイドのテーブルには1ドル札3枚と紙切れが1枚置かれていた。
「あっ」「あっ」
「3ドル」
「二度と賭け事はしません。洋」
寝起きにTシャツとパンツの状態で“弾劾”を受け、反省マジックショーを披露する大泉さん。
出発時には全員の荷物を運び運転席に座った男は、それからの道中でも不名誉な肩書を背負うことになる。
また、ホテルで15ドルで購入(借金)した“シャネル(知恵の輪)”のサングラスも登場し、これをきっかけとして大泉さんのアメリカナイズも徐々に始まっていく。
※水曜どうでしょうDVD第15弾「アメリカ合衆国横断」/北海道テレビ放送株式会社 より
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